2023年10月20日（金）にベトナム・ホーチミンにて表彰式が行われた「Asia Beer Championship 2023」にて、5部門で7製品が受賞したことをお知らせいたします。
Asia Beer Championshipは、ヨルダンから日本までアジア各国のビール醸造カンパニーが参加する国際的なビールのコンペティションです。32のカテゴリーに分けられ、各カテゴリーごとに金賞（Gold）、銀賞（Silver）、銅賞（Blonze）が決定します。また、各国ごとでメダルの受賞数が最多のブルワリーには「Country Champion」が、基準レベル以上の高品質なビールは「Chairman’s Selection」が贈られます。今年は9月30日、10月1日にシンガポールにてテイスティング審査が行われ、10月20日にベトナム・ホーチミンで開催されたセレモニーにて結果が発表されました。
今回当社から5部門で7つの製品が受賞いたしました。なかでも2021年から定番となった『Hop Frontier -Juicy IPA-』が、New England / Hazy IPA部門金賞及び「Champion IPA of ASIA」を受賞。
また、『Off Trail Kriek in the Barrel 2023』はWild Beer部門で3度目の金賞を受賞。同部門の銀・銅賞も「Off Trail」製品が受賞いたしました。ひとつの部門を全て同ブルワリーが受賞することはAsia Beer Championshipのコンペティション史上初とのことです。その結果、Far Yeast Brewingは栄えある「Country Champion of Japan」に選出されました。
本コンペティションで最も出品が多いIPAカテゴリーでChampionの称号を得たこと、また当社ならではの挑戦的なブランド「Off Trail」の快挙は、源流醸造所操業6年目にして初となり、他部門での受賞も併せて美味しさ・品質共に評価いただいたことを大変光栄に思います。
今後日本国内だけでなく、盛り上がりを見せるアジアのクラフトビールシーンでも存在感を増すべく邁進してまいります。
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【受賞ビールについて】
New England / Hazy IPA部門：金賞 及び Champion IPA of ASIA
『Far Yeast Hop Frontier -Juicy IPA-』
最新のホップ理論と先進的な醸造手法を日本でいち早く実践し、旬なスタイルJuicy IPAのさらなる新領域に挑んだ当社の定番品です。 科学的なアプローチでホップの「香気成分」を最大限に引き出した、フルーティーでトロピカルなアロマが溢れるJuicy IPA。醸造工程を経ても失われずに完成したビールの中でアロマに貢献する成分「Survivables」に着目し、ホットサイドで効果的にアロマを抽出する方法論と、ホップ成分と酵母の接触によって起きる新たな香気成分の生成「バイオトランスフォーメーション」を鍵に、ホップの使い方を深く探求しています。
Wild Specialty Beer部門：金賞
『Off Trail Kreik in the Barrel 2023』
ポートランドのブルワリー「Culmination Brewing」と4回目のコラボレーション。過去3作も、本コンペティションをはじめとした数々の国際コンペで高い評価をいただいている世界での注目度が高い製品です。ケトルサワリングによって乳酸発酵させ、ブレタノマイセス系の酵⺟を加えてオーク樽で12ヶ⽉熟成させたレッドエールをメインに、赤ワイン樽で22ヶ月もの間熟成したサワーポーターをブレンド。深みと複雑さのあるベースビールにチェリーを漬け込んだバレルエイジドサワーエールです。
Wild Specialty Beer部門：銀賞
『Off Trail Mended with Spice』
数あるOff Trail 製品の中でも珍しい、チャイスパイスとチョコレートポーターをマリアージュしたプロダクト。ベースビールには個性的な4樽のインペリアルポーターと1樽のソルテッドキャラメルチョコレートポーターを使用し、シナモン、カルダモン、ジンジャー、クローブ、ナツメグ、カカオニブといったチャイスパイスで、複雑なベースビールを「金継ぎ」のように繋いで纏め上げています。
Wild Specialty Beer部門：銅賞
『Off Trail Upstream』
ジャスミン、レッドクローバー、メドウスイートの3種のドライフラワーをビールに漬け込みフラワリーで心地よいアロマフレーバーが香る樽熟成サワーブロンドエール。ベースはオーク樽で最長21ヶ月熟成したサワーブロンドエールとストロングエールです。奥多摩湖を挟んで位置し、同じ水源の水を使ってビールを醸す山梨県の当社と、東京・奥多摩のVERTEREによるコラボレーションプロダクトです。
Saison部門：銀賞
『Far Yeast 東京ホワイト』
Far Yeastの定番「東京シリーズ」のフラッグシップ。クラフトビール初心者からコアなファンまで楽しめる高い品質を目指した製品です。ドライでシャープな飲み口が特徴。フルーティなエステル香と華やかなホップの香りが楽しめます。
American IPA 部門(ABV over 5.5%)：Chairman’s Selection
『Far Yeast Trigger Chapter.2』
創業以来ベルジャンスタイルを得意としてきた当社が王道アメリカンスタイルに挑んだWest Coast IPAシリーズ『Trigger』第2弾。オセアニアホップにフォーカスし、Wakatu、Galaxyを採用してホットサイド、コールドサイドの両タイミングで投入することで、シトラス・フローラルなフレーバーをプラス。複雑で強いアロマとクリーンなフレーバー、そしてガツンとした鮮烈な苦味で、飲む者の心を撃ち抜きます。
完全冷蔵のコンディションでお届けするロジスティックスや、思わず手に取りたくなるラベルデザインまで設計されたプロダクトです。
Experimental Beer 部門：Chairman’s Selection
『Far Yeast Hazelnut Explosion』
オレゴン州ポートランドのブルワリー Baerlic Brewing（バーリックブルーイング）と、「HOOD TO FUJI 2023」でコラボレーションしたプロダクト。モルトの甘みとキャラメルのようなフレーバーや香ばしさが特徴のレッドエールにオレゴン名産のヘーゼルナッツの香ばしさとキャラメルのフレーバーが溢れます。
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