
Far Yeast Grapevine 2025/「シャトー・メルシャン」の摘房ブドウを利用したアップサイクルの協業取り組み
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Far Yeast Brewing株式会社(本社:山梨県小菅村、代表取締役社長:山田司朗、以下当社)は、シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー(山梨県甲州市)のぶどう栽培を行う農地所有適格法人であるメルシャンヴィティコール勝沼株式会社(山梨県甲州市 代表取締役:吉田弥三郎)との協業により、摘房されたワイン用ぶどうを活用した『Far Yeast Grapevine 2025(ファーイースト グレープバイン2025)』を、10月14日(火)より限定発売いたします。
■土に還る運命だったぶどう約500kgを活用
ワイン用のぶどうの栽培では、果実ひとつひとつに栄養が行き渡り凝縮感のある美味しいぶどうが育つよう、栽培の過程で房を間引く「摘房」という作業が行われ、摘房されたぶどうは土へと還されやがて肥料となります。当社では、日本ワインの一大産地である山梨県勝沼地区にあるメルシャン ヴィティコール勝沼とタッグを組み、摘房されワイン造りに使用されなかったぶどうを活用してクラフトビールにアップサイクルする取り組みを2021年より始めました。今年で5年目となります。
摘房された果実は糖度が低く、ワイン醸造には適しませんが、ビールにするには十分な糖度があります。これらを活かし、香り豊かなビールへの再生を実現しています。
■今年は赤ワイン品種「シラー」と「マスカット・ベーリーA」を使用
『Far Yeast Grapevine』は、地域と共創して、ビールとともに山梨の魅力を全国に発信する「Brewed with YAMANASHI」より、山梨のぶどうを使った限定商品として、毎年ビアスタイルを変えて発売しています。今年は去年に引き続き、山梨で新たに挑戦している赤ワイン品種「シラー」と「マスカット・ベーリーA」の2種類のぶどうを使用しました。
8月上旬、当社スタッフも山梨市の「シャトー・メルシャン 鴨居寺ヴィンヤード」のぶどう畑に赴き、摘房作業を実施。買い受けた約500kgの摘房果実を使用し、3000Lの製品を醸造しました。
■ぶどうのキャラクターを活かしたアメリカンペールエール
『Far Yeast Grapevine 2025』は、「シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリー」の摘房したブドウを活用することで、摘房ブドウの香り豊かな商品への再生を実現しています。今年は赤ワイン品種「シラー」「マスカット・ベーリーA」を計500㎏使用しました。
赤ワインの製造工程で、発酵中のワインにぶどうの果皮を漬け込む「マセレーション」という手法を参考に、発酵中のビールに「シラー」と「マスカット・ベーリーA」の果皮を浸漬することで、ブドウが持つ風味と色を最大限に引き出しています。外観はロゼワインのようなオレンジがかったピンク色。ブドウ由来のフラワリーでスパイシーな香りと、ホップ由来のトロピカル、柑橘系のアロマが調和しています。またブドウの程よい酸味に加え、赤ワインのようなタンニン感のある後味も加わり、ワインとビールのハイブリッドな味わいに仕上がりました。
※中央:Grapevine
『Far Yeast Grapevine 2025』は全国のビアバー、飲食店、酒販店への出荷は、10月15日(水)から順次出荷開始、公式オンラインストアは10月16日(木)より順次出荷開始いたします。
フルーツ王国山梨に位置する当社では、食品ロスへの取り組みとともに、ぶどうビールの決定的な美味しさの確立を目指し、今後もメルシャンヴィティコール勝沼との協業のもと、秋のシーズナル商品として本作の醸造を重ねていきます。
【商品概要】
Far Yeast Grapevine 2025(ファーイースト グレープバイン2025)
販売開始日:10月14日(火)
希望小売価格:オープン価格
原材料:ぶどう(山梨県甲州市産)、麦芽(外国製造)、糖類、ホップ
アルコール度:6.0%
IBU:-
スタイル : American Pale Ale with Wine Grapes
品目:発泡酒(麦芽使用率:25%以上50%未満)
醸造所:Far Yeast Brewing源流醸造所(山梨県小菅村)
仕様:350ml缶 / 15L樽
公式オンラインストア
【シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーについて】
「日本を世界の銘醸地に」日本ワインが、日本と世界中の人たちに愛されて親しまれる日が来るように、シャトー・メルシャンは日本の自然、文化、感性を継承し、人々の喜びへと進化させていきます。シャトー・メルシャン 勝沼ワイナリーは、1877年(明治10年)に日本で最初の民間ワイナリーとして創業した大日本山梨葡萄酒会社を源流とするワイナリーです。シャトー・メルシャンには山梨県と長野県に3つのワイナリーがありますが、勝沼ワイナリーは全体の生産量の8割以上を生み出す、歴史とともにあるシャトー・メルシャンの中心的ワイナリーです。「日本を世界の銘醸地に」その夢の実現に向け、ワイナリーを中心に、地域・自然と共生しながら、さらなる未来へと歩み続けます。
https://www.chateaumercian.com/winery/katsunuma/
【キリンホールディングス株式会社プレスリリース】
~持続可能なワイン造りを目指す「シャトー・メルシャン」の摘房ぶどうを利用したアップサイクルの協業取り組み~ Far Yeast Brewing が「Far Yeast Grapevine 2025」を発売
https://www.kirinholdings.com/jp/newsroom/release/2025/1018_01.html