クラフトビールとスピリッツをクロスオーバーする新ブランド Far Yeast Brewing『Off Trail – Azeotrope』誕生 モルトの風味を活かしたユニークなクラフトジン2種を10月29日(金)に発売

 Far Yeast Brewingは、イノベーティブな蒸留酒造りに挑戦する新ブランド「Off Trail – Azeotrope(オフトレイル アゼオトロープ)」を立ち上げます。モルトの風味を活かし、ボタニカルにホップやコリアンダーを使用したビールメーカーならではの個性を持つ新しいクラフトスピリッツをリリースしていきます。

 第1弾商品として、コロナ禍の影響で発生したロスビールを再活用したクラフトジン「Beer Distilled Gin – New Pot(ビア ディスティルド ジン・ニューポット)」「Malt Gin – New Pot Blended(モルト ジン・ニューポット ブレンディッド)」の2商品を10月29日(金)に限定発売、10月26日(火)よりオンラインストアにて予約販売受付を開始いたします。

■ モルトやホップのフレーバーを活かしたビールメーカーならではのクラフトスピリッツ 『Off Trail – Azeotrope』は、バレルエイジング(木樽熟成)などイノベーティブなビール造りを推進する『Off Trail』の派生ブランドとして、イノベーティブなスピリッツ、リキュールなどに挑戦します。ビールの原料として使われるモルトの風味と、ホップなどの鮮やかなボタニカルアロマが融合したビールメーカーならではの個性を持つクラフトスピリッツをリリースしていきます。

 ジンの原型といわれるジュネヴァは、大麦や小麦等穀物を原料とするモルトワインをベースに使用したクラシックスピリッツ。一般的によく飲まれているロンドンドライジンは原料の風味を排したニュートラルスピリッツをベースとしていますが、ジュネヴァは反対にモルトの香りを強く残しているのが特徴です。『Off Trail -Azeotrope』は、このジュネヴァスタイルのジンに注目しています。

 モルトベースの蒸留酒を原酒に使用し、原料の風味をしっかりと取り込むため、ポットスチル(単式蒸留器)で丁寧に2回蒸留を行います。その後、ビールの原料であるホップやコリアンダーをはじめ、フルーツなどさまざまなボタニカルを香りづけに使用。ビール造りで培った香気成分の抽出技術・知見も活用し、クラフトビールメーカーだからこそできるユニークなスピリッツづくりに取り組みます。
 また、ジュネヴァはバレルエイジングとの相性も良く、『Off Trail』での経験を活かした木樽熟成ジンにも挑みます。

 プロジェクトには、「BAROSSA cocktailier」オーナーバーテンダー 中垣繁幸氏に参画いただき、カクテル・蒸留酒業界の第一線で培った知見をもとに専門的なアドバイスをいただいています。
 “Azeotrope”とは、沸点の異なる2つの液体をある比率で混ぜた時に、組成比を保ったまま一緒に沸騰する現象“共沸”を意味します。当社のメイン領域であるビールとスピリッツの共生をイメージしたネーミングで、両者のクロスオーバー的存在であることを象徴しています。ビール造りで培ったノウハウを活かし、蒸留酒の領域に新しい風を送りこむことを目指します。

 

 

 

 

■ コロナ禍で行き場を失ったロスビールを蒸留酒に
 昨年来、コロナ禍による度重なる緊急事態宣言等の影響で大量の業務出荷用ビールが行き場を失いました。2020年に発生したロスビール5000Lを再活用すべく取り組んだのが、ビールを原酒としたクラフトジンとして再生させるプロジェクトでした。委託醸造先のポットスチルで2回蒸留を行い、出来上がったジンが新ブランド第1弾商品として発売する「Beer Distilled Gin」となります。
 このプロジェクトがきっかけとなり、その後、2021年7月には山梨県小菅村の自社醸造所にもポットスチルを導入。本格的に蒸留酒造りに挑む新ブランド立ち上げへとつながりました。

 近年、低糖質・低カロリーでプリン体を含まない蒸留酒は世界的に注目を集めています。小規模なクラフト蒸留所が飛躍的に増え、クラフトジンがブームとなっています。アメリカでは、蒸留所の数が2018年に前年比15%増の1835※1となり、今後さらなる市場の成長が予想されています。
※1 出典:American Craft Spirit Association

 当社では、ロスビール活用による環境負荷削減や、世の中の健康志向の高まりといった社会的ニーズに応えるべく、ビールの枠を超えたアルコール飲料づくりに挑戦します。

■ 第1弾商品はロスビールを活用した2種のクラフトジン
 第1弾商品となる「Beer Distilled Gin – New Pot」は、2020年のコロナ禍による緊急事態宣言等で行き場を失った大量の業務出荷用ビールを活用。委託蒸留先のポットスチルで蒸留し、クラフトジンへと再生させました。原酒ビールのモルトやホップのフレーバーを引き継ぎつつ、ボタニカルとして加えたジュニパーベリーとゆずの清涼感あるアロマが重なる、上質なフレグランスのような香り高いクラフトジンです。

 「Malt Gin – New Pot Brended」は、蒸留酒用に特別に醸造したモルト原酒を自社のポットスチルで2回蒸留したベースジンと、山椒とゆずを使ったレギュラービール「馨和 KAGUA」を蒸留したスピリッツとのブレンド。ボタニカルにはジュニパーベリー、コリアンダー、ネルソンソーヴィンホップ、ゆずをふんだんに使用しました。モルトとボタニカルのフレーバーが最適なバランスとなるブレンド比率で仕上げています。ロンドンドライジンとは異なる、原材料のモルトフレーバーをお楽しみいただける味わい重視のスピリッツです。

 いずれも、大部分はバレル熟成を行った後に製品化を予定していますが、今回熟成前のニューポット(新酒)をそれぞれ数量限定でリリースします。
 「Beer Distilled Gin – New Pot」「Malt Gin – New Pot Blended」は10月29日(金)より全国発売、当社オンラインストアでは10月26日(火)13時より先行予約受付を開始します。

 

【商品概要】

Beer Distilled Gin – New Pot
(ビア ディスティルド ジン・ニューポット)
販売開始日:10月29日(金)
希望小売価格:5,434円(税込)
容量:500ml
原料原産地名:国内製造(スピリッツ)
アルコール度:47%
スタイル : New Pot
品目:スピリッツ

Malt Gin – New Pot Blended
(モルト ジン・ニューポット ブレンディッド)販売開始日:10月29日(金)
希望小売価格:4,994円(税込)
容量:500ml
原料原産地名:国内製造(スピリッツ)
アルコール度:47%
スタイル : New Pot
品目:スピリッツ

※オンラインストアでの購入はこちら


【Off Trail – Azeotrope  アドバイザー紹介】

中垣 繁幸(なかがき しげゆき)
1968年生まれ。BAROSSA cocktailier(岐阜県岐阜市)オーナーバーテンダー。
ワールドクラス・ジャパンなど様々なカクテルコンテストでの受賞歴を持ち、国内外のセミナー講師や審査員、カクテルブックの執筆を務める。2017年、バーテンダーと酒のプロからの投票によるDrink Planet主催「あなたが選ぶ、お勧めのバー」全国1位を獲得。
カクテル・蒸留酒業界の第一線で培った知見をもとに、当社の「Off Trail – Azeotrope」プロジェクトの企画、製造、品質面に対して専門的なアドバイスを提供

【Off Trail – Azeotropeとは】
 ビールと蒸留酒をクロスオーバーするクラフトスピリッツブランドとして2021年10月誕生。微生物を活かしたバレルエイジング手法による先進的なビール造りのプロジェクト「Off Trail」の派生ブランドとして、イノベーティブなスピリッツ、リキュールなどに挑戦します。
 モルト由来の蒸留酒を樽熟成するジュネヴァスタイルのスピリッツを中心に、ビール造りで培った発酵やバレルエイジングのノウハウを活かし、蒸留酒の領域に新しい風を送りこむことを目指します。

 “Azeotrope”とは、沸点の異なる2つの液体をある比率で混ぜた時に、組成比を保ったまま一緒に沸騰する現象“共沸”を意味します。当社のメイン領域であるビールとスピリッツの共生をイメージしたネーミングです。

詳細はこちら

 

<本件に関するお問い合わせ先>
報道関係者の方はこちら
Far Yeast Brewing株式会社 広報担当:佐々木
Mail:pr@faryeast.com   電話:03-6849-2812
お客様、酒販店様、飲食店様はこちら
Mail: sales@faryeast.com    電話:050-3135-3926

 

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