Off Trail

ワイルドイーストやビール酵母以外の微生物を活かした
イノベーティブな挑戦をする個性的なビール
Off Trail =「舗装されていない道」
Off Trail =「舗装されていない道」
Off Trail =「舗装されていない道」
クラフトビールの新たな可能性にチャレンジするビールとして、2019年にスタートしたプロジェクト。
プロジェクト名は、「しっかりと舗装された道路」から一線を画し“Off Trail”=「舗装されていない道」を突き進むことをイメージしています。
微生物を活かしたリッチなビール造り
微生物を活かしたリッチなビール造り
微生物を活かしたリッチなビール造り
Off Trailでは、近代ビールでは徹底的に洗浄されてしまうビール酵母以外の微生物を活かしたビール造りにこだわっています。ワインや日本酒、ウイスキーに使われた樽でビールを熟成させるバレルエイジイングの手法によって様々な野生酵母や微生物を活かすことで、リッチで複雑な香りを生成することに常にチャレンジしています。
再現性のない、個性的なビールが魅力
再現性のない、個性的なビールが魅力
再現性のない、個性的なビールが魅力
バレルエイジングされたベースビールは樽内の環境によってそれぞれが強い個性を持ち、二度と同じものに出会うことはありません。それぞれのビールに合わせて地域の特産フルーツやスパイスをブレンドしたり、時にはベースビール同士をブレンドすることも。 自然界で起こる化学反応が、醸造毎に私たちに新しい驚きを与えてくれます。
Off Trailシリーズ
#34 Off Trail Kriek in the Barrel 2023
Asia Beer Championship2023 Wild Specialty Beer部門:金賞/「Kriek in the Barrel 2023」は、ケトルサワリングによって乳酸発酵させ、ブレタノマイセス系の酵⺟を加えてオーク樽で12ヶ⽉熟成させたレッドエールをメインに、今回はさらに赤ワイン樽で22ヶ月もの間熟成したサワーポーターをブレンド。過去プロダクトよりぐっと深みと複雑さが増したベースビールに、チェリーを漬け込んだバレルエイジドサワーエールです。
#33 Off Trail Lightly Toasted
ベースにはオーク樽のフレーバーをよく感じられる木樽熟成レッドエールをメインに、ブロンドエールとストロングエールを加えてバランスを取っています。アクセントには、Inkhorn Brewingのアイディアでココナッツを使用。トーストしたココナッツファインと生ココナッツファインを、熟成中のベースビールとブレンディング後のビールに、2回のタイミングで投入しました。さらにココナッツ香をもつSabroホップをドライホップすることで、ココナッツフレーバーが引き立つバレルエイジドサワーアンバーエールに仕上がりました。
#32 Off Trail Wild Caught
この度のコラボビール『Off Trail Wild Caught』は、小菅村・丹波山村がともに属する秩父多摩甲斐国立公園に生息する野生資源を讃えるために造られました。ベースビールには、小菅村の源流醸造所の樽で24ヶ月熟成したスタウト、18ヶ月熟成のサワーポーター、12ヶ月熟成のサワーレッド、14ヶ月熟成のストロングエールを使用し、ジビエと最も相性の良いブレンドを追求。酢酸と乳酸による穏やかな酸味をベースに、ベリーやトースティーなモルト、オーク樽のタンニンがバランス良く感じられる仕上がりとなりました。さらに、丹波山村で採れたワイルド山椒を投入。山椒によるシトラシーかつグリーンでフレッシュなフレーバーが加わり、ベースブレンドの複雑な味わいに爽やかなアクセントが生まれました。『Off Trail』のテーマの1つである、テロワールも表現されたプロダクトです。
#31 Off Trail Ghost in the Beans
今作では、最高級品種のコーヒー豆「ゲイシャ」を使い、「BICYCLE COFFEE TOKYO」として初のバレルエイジドビーンズに挑戦。「ゲイシャ」は、2022年のコラボビール『Far Yeast Bicycle Geisha Golden Ale』でも使った世界的にも希少で注目度が高いスペシャルティコーヒーの1つです。その豆を、Far Yeast Brewingの蒸留プロジェクト『Off Trail – Azeotrope』でスピリッツ熟成に使用した赤ワイン樽で熟成しました。
#30 Off Trail Bramble Scramble
今作は、『Off Trail』シリーズの中でも特に個性的な仕上がりとなりました。2022年3月にリリースした、ハスカップを使ったフルーツサワーIPL「Far Yeast Paykar Sour IPL」を木樽熟成させたハスカップ・ブレットIPAに、フルーティーなストロングエールの樽をブレンドしてさらに熟成を進めたところ、ブルワーの予想を超えるワイルドな味わいとなりました。そこで、当初プランを変更し、野性味の強いファンキーな味わいをあえて活かしたバレルエイジドフル―テッドブレットビアに仕上げました。
#29 Off Trail Mended with Spice
Asia Beer Championship2023 Wild Specialty Beer部門:銀賞/ベースビールには、さまざまな異なる樽で熟成された4樽のインペリアルポーターと1樽のソルテッドキャラメルチョコレートポーターを使用。樽のうち2つは2021年12月にリリースした「Shoyu the Way」のブレンドに使用した醤油樽、2つはワイン樽で1つはバーボンウイスキー樽です。これらをブレンドすると、それぞれの樽が持つヒストリーからにじみ出る多様なフレーバーが混じり合い、新たな味わいが生まれました。さらに、ブレンドの方向性を示すために、シナモン、カルダモン、ジンジャー、クローブ、ナツメグ、カカオニブを投入。インスピレーションを得たのは《金継ぎの哲学》でした。金が陶器の破片をつなぎ合わせてより美しい作品を生み出すように、異なるフレーバーをスパイスが繋ぎ、チャイスパイスのような味わいにまとめ上げました。
#28 Off Trail Trick or Treat Yourself
Brussels Beer Challenge2023 Specialty Beer(Higher Than 7 ABV)部門 銀賞

樽熟成のストロングエール、インペリアルスタウト、ケトルサワーレッドエールをブレンディングし、かぼちゃのピューレとパウダーをたっぷりと使用。バレルエイジならではのリッチで複雑なアロマを持つインペリアルパンプキンエールを造りました。

ブラウンシュガー、ローストパンプキン、キャラメル、シナモン、オーク樽といった多彩な香りが溢れ、まるでグラスの中でハロウィンパーティーが開催されているかのような仕上がりです。ベースのサワーエール由来のすっきりとした酸味が感じられ、10%を超えるハイアルコールながらドライで飲みやすく、パーティーシーンにもぴったりの一杯。予想を超える驚きと五感をくすぐる魅惑的な味わいをもたらす今作が、仲間や家族と過ごす秋の夜を華やかに彩ります。
#27 Off Trail Ume-kin’Me Crazy! 2022
2020年に造った『Ume-kin’ Me Crazy!』を再醸造した今作。ベースとなるビールを少し変え、数種類の樽で熟成させたストロングエールを使用しました。梅の豊かな香りと味わいを引き出すため、梅酒造りのレシピから着想し、アルコール度数と残糖度を少し高めに設定しています。
クエン酸をたっぷり含む手摘みのフレッシュな梅を1,000Lのビールに対し200kgと贅沢に使用。ベースとなるビールに酸味はなく、梅の酸味を存分に活かした、他にはないタイプのサワーエールです。クエン酸は疲労回復やミネラル吸収を助ける働きが期待され、残暑が続く今の時期にもおすすめです。
#26 Off Trail Nightmare Fuel
今回のテーマは”ドライホップドサワーのダークサイド”。個性的なケトルサワーのスパイスポーターを5種ブレンドし、ドライホッピングによりベースビールの個性をさらに際立たせ、強烈なインパクトを持つフレーバープロファイルに仕上げました。
微生物を活かした木樽熟成ビールは、完成するその時までどのような味になるのか予測がつかず、全く同じものは二度と再現できないという”一期一会”の味わいが魅力の一つです。そうした『Off Trail』らしさを存分に味わえる今作は、どこに連れていかれるか分からない、怖さと楽しさが混ざったドキドキ感を悪夢になぞらえ、「Nightmare Fuel = 悪夢の燃料」と名付けられました。
#25 Off Trail Whispers on the Wind
今作は、『Off Trail』シリーズ25作目にして初めての《花》を使ったプロダクト。ケトルサワー製法で造ったブロンドエールをベースビールとして、繊細な香りのラベンダーとレッドクローバーのドライフラワーを漬けこんだサワーエールです。樽熟成させていたベースビールのサワーブロンドエールの仕上がりが花のようなアロマを纏っていたため、その特徴を活かすためにドライフラワーを副原料に選びました。ハチミツの生産にも多く使われているレッドクローバーを使用することで、ハチミツそのものを使わずに《ラベンダーハニー》の味わいを引き出すことを目指しました。